二輪二足での
週末遍路行

打ち止め中止!
〜遍路行11日目〜
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 青龍寺へは、県23の平坦なルートと県47(黒潮ライン)のアップダウンルートがあるんだけど、正直、県23の楽なルートを進みたい。
 でも・・・後で県47に行かなかった事を後悔したくないし・・・
 えぇ〜い、行っちゃえ〜!! と、県47に突入。
 と、これがまた、えらいキツイんや〜。

 上りはひたすら押し歩き、下りになると爽快!!
 なんだけど、またすぐに上りなんよね〜。
 それに、水場が全く無いので、頭を冷やすこともできず、もうヘロヘロ。
 海が見えた時は、今までに何回も見たことある景色ではあるけど、こんな苦労して見ると、やっぱり今までと違って見えたね。
 でも・・・景色の感動より、その後の苦労の方が大きかったんだけど・・・

横浪黒潮ラインからの太平洋の眺め。
青い空に青い海で気分は最高!!・・・のハズなんだけど(^^)
ここの海も澄み切っていて、高台から見下ろしてもはっきりと海底が見えました。
高知って、海も川も水がキレイでいいよなぁ〜。


 そうそう、僕は逆行ルートなので歩きの人とけっこうすれ違えるんじゃないかと思ってたんだけど、会えたのは二人組み一組だけ。
 彼等はあとアップダウンが一つだけだと教えると喜んでたんだけど、僕の方は「まだまだずっと続くよ」だって。辛いなぁ〜。
 このルートも半分を過ぎると下りの割合が増えてはきたけど、それでも快調に下った後の上りは応える。
 最後の方では、「また上りかい!!」って叫びそうになったもんなぁ。

 上りで押すのもしんどいし、下りも増えてきたから、下りの時に思いっきり勢い付けて、一気に上りきっちゃおうと何回かやってはみたけど、疲れた身体でひたすら漕ぎ続けるっていうのも酷なもんです。
 ダルさが増すだけになっちゃった。
 結局は、のぼりは押して、下りはゆっくり涼みながら下ってで進んでいくと・・・
 ついに国民宿舎・土佐へに入り口に到着。

 最初は青龍寺に行ってから引き返してこようと思ってたんだけど。もうその元気は残ってません。
 ということで、国民宿舎に直行し、16:10にチェックイン。

 チェックインして一段着いたら早速露天風呂へ。
 露天風呂は小さい浴槽なので、5・6人入るとちと大変かな?
 でも、幸い入ってすぐに僕一人になれてゆ〜ったり。
 今日一日、あまりの暑さで憎らしいくらいに思ってた快晴も、風呂に入ると土佐湾が一面に見渡せて最高!!
 ひょっとすると室戸の方まで見えてたんじゃないかな?
 しまったなぁ。カメラ持って来るんだった。

 風呂から出てからは洗濯(200円!安い〜)をして晩飯。
 や〜っぱり良く冷えたジョッキのビールはたまらん美味いなぁ。
 アサリの酒蒸や酒盗(鰹のワタの塩辛)でちびちび。・・・日本酒も欲しかったなぁ。でも、お遍路なのでぐっと我慢!・・・してるか??
 最後は天丼で締めて部屋へ戻る。

 相部屋なんだけど、同宿人はまだ来てない。

6人相部屋。
満員かと思ったら、僕以外は二人だけ。
お遍路さんがいなくてちと残念。


 他にもお遍路さんいるかと思ったんだけど、今日は混んでるせいか見当たらない。
 ちと残念。
 使い放題のPCがホールに置いてあるんだけど、子供連れが占拠しちゃってる。
 やっぱりお盆休みにこういう所は良くなかったかな?
 ・・・盆休みに飛び込みで泊まれたんだから感謝しないといけないんだけど。

 20時になると、今夜は宇佐の祭りみたいで花火が上がり始めた。
 他のお客さんはホール前や駐車場で見てたんだけど、僕は一人で屋上へ。
 他には誰も上がってこない屋上で花火を見られて得した気分だな。

宇佐の花火。
豪快じゃないし、ちょっと遠いんだけど、の〜んびりするにはいい感じ。
旅の後半、締めにこういうのって、ほのぼのしていい感じです。

ぶれちゃってるのはご愛嬌ですよ〜。


 今日花火があるなんて知らなかったし、うれしかったなぁ。
 田舎の花火大会で、派手さはないし、20分位で終わったけど、ほのぼのした感じで和めたな。

 花火が終わって部屋に帰ると二人組が来てたけど、普通の宿泊者みたいで挨拶のみ。
 ま、僕も寝るモードになってたしな〜。
 で、21:30頃には布団に入ってバッタンキュ〜。
 や〜っぱり疲れてたんやなぁ。

 本日の走行:約40Km。



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