二輪二足での
週末遍路行

8ヶ月ぶりの遍路行
〜遍路行9日目〜
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 のんびりと休憩していると、1人のサイクリストが登場。
 お遍路ではなさそうなんだけど、荷物を見るとキャンプツーリングみたい。
 休憩所内から声を掛けてみる。・・・反応が無い。
 あれれ??と思ってると、目が合った瞬間、にこやかに身振り手振りを交えながら話しかけてきた。
 聾唖の方だったんだ。
 それなら、と、こちらも身振り手振りに、読唇してもらえるように口を大きく動かしながら、さらに筆談を交えながらおしゃべり。
 僕の言うことはどうやら一応は通じてるみたいなんだけど、この人の話はジェスチャー&手の平文字がメインなので、どうも読み違えしちゃってるような気がしてならないなぁ。
 とりあえず、どっから来てどう動いてるかや、キャンプしながらのんびり動いてるっていうこと、クソ暑い中疲れるよね〜って事は話になったんだけど、それ以外はちゃんと会話になってたのがどうかが???で、ちょっと残念。
 言葉がちゃんと通じなくても意思は通じるようにできなくちゃね〜。
 休憩所を出てからは、引き続きのんびりと西に向かう。

 このサイクリングロード、最初は防波堤沿いだったんだけど、進むうちに砂浜沿いになったり松林の中になったりと、なかなかに変化があって面白い。

砂浜沿いの道。
こういうとこ走れるのがちゃりの特権ですね〜。

松林の中の道。
これまたいい感じの道です。

琴ヶ浜には不思議な河童君がいました。
なんか愛嬌あるなぁ〜。

 休憩所もけっこうそこここにあって、のんびり進むのにいいルートだね。

 夜須町に入り、手結山のトンネルを抜け、いよいよサイクリングロードも終わり。という所で、漁師町の中に変な物を発見!!
 瓦屋根が並ぶその向こうに、道がそそり立ってる。

甍の群れの先におっ立つ道。
なんやら不思議な光景ですね〜。

 なんやあれ〜。と、道の根元まで行ってみると、なんと跳ね上げ橋。

小規模ながらも立派な跳ね上げ橋です。
正体分かっても、道がそそり立ってるのって、不思議な光景ですよネ〜。

 小さい漁港なのになんでこんなものがあるんやろ?回り道にするのに問題があるんやろな。
 それにしても、ダイナミックなもん作ってますね〜。

 橋の時刻表を見てみると、あと15分程で橋が下りて架かるみたい。
 ちょうどいいので休憩がてらに見ていこ。
 で、定刻の9時になると、橋は何気に下りてきて普通の橋になっちゃった。

下りて架かると普通になっちゃいます。
写真の手前が漁港で、橋の架かる水路を抜けて外洋に出る仕組みになってます。

 動いてる間は面白かったけど、下りちゃうと当たり前になっちゃって、ちょっと拍子抜けかな?


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