5:30起床。
台風のせいか、どえらい風。
宿に選んだ休憩所は、R55を挟んですぐが海のうえ、四方腰高までの壁しかないし、その壁も透いてあり風が吹き抜ける構造なので、ものの見事に塩まみれになっちゃった。
やっぱり、もっと内陸側で寝る所探せばよかった・・・
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昨夜の宿となった”へんろ小屋第六号宍喰”
こういった遍路小屋が遍路道沿いに作られていて、通し番号が付けられているみたいです。
休憩にも、いざという時のビバークにも非常に助かる施設ですね〜。
でも、アホたんが居付くのを防ぐ為に泊まりにくい造りになってるのがちと残念。
でもまあ、泊まる為の施設じゃないのでこんな事言っちゃダメですね。 |
塩の処理は今どうこうできるわけないので、「帰ってからすればいいや」と諦めて、そのままもそもそと準備。
昨日痛くなりだした膝の具合はあまり良くなっていない。
今日は無理すま。
7時に出発。
ついに県境越えをして高知入りし、東洋町内を旧道で抜けて先に・・・進もうと思ったけど、甲浦駅があるので寄ってみる。
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ちと見難いけど、いよいよ高知県です。
時間は7時13分。
”発心の道場”を終え、”修業の道場”に入ります。 |
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県境の水床トンネル入り口にあった通行者への貸し出し装備品。
マスクと防塵メガネ、懐中電灯が備えられてます。
工事をしていない所でも、トンネルは歩きにはキツイです。
500m程のトンネルでも歩きだと5分以上かかっちゃう。
景色も無い上に排ガスがこもってて、身体にも気分にもキツイです。 |
と、ここで今回始めてのお遍路さんと遭遇。
このお遍路さんは、全て廻りきりお礼参りで室戸に行こうとしてるけど、通行止めで2日間足止めされてるとのこと。
通行止めでバスも出てないし、歩きで奈半利経由はキツイだろうし、こりゃ、僕より大変だぁ〜。
僕もできればR55で行きたいので、二人でこれからどうすべきか話してると、JRに乗ったお遍路さんも次々と登場。
通行止めを知ったみんなで悩み続けるけど、時間が過ぎるだけ。
結局、結論が出ないまま、1時間半ほど費やしてから出発。
ここで悩み続けてても仕方ないモンね。
とりあえず、行ける所まで行って、それから考えることにする。
R55を走り、R493の分岐手前で旧道に入り、道筋にある東洋大師に寄ってみる。
ここはお遍路さんに人気の通夜堂があって、昨日たどり着ければ泊まりたかった所。
どんな所なのか覗いてみると・・・お遍路さんと住職さんらしき人が魚さばいて刺身作ってる。
聞いてみると、今日は先に進めんので、来る人が留まれるように準備してるとの事。
うわぁ〜、刺身かぁ〜。いいなぁ〜〜〜。
今日は先に進むのは諦めて、ここに留まっちゃおうかなぁ〜。
あかんあかん、朝からそんな軟弱な考え浮かべちゃ。
「今日はここに居れ」と言ってくれたんだけど、明日になってもR55が開通してないかもしれないので、奈半利経由で先に進むことにする。
美味しそうな刺身に名残が無いわけじゃないけど、ぐっと我慢して出発。
R55に出て先に進む。
と、野根大橋から先が完全通行止め。
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自転車はおろか、歩行者まで完全通行止めになっちゃってます。
いつ開通するかは分からないそうで、こうなったらやっぱり奈半利廻るしかないですね〜。 |
やっぱりあかんか・・・
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