二輪二足での
週末遍路行

しょっぱいしょっぱい遍路行
〜遍路行6日目〜
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 前回、一歩手前で中断になった高知への県境越え。
 今回は三日かけての遍路行なので、いよいよ高知県に入り、室戸を目指す予定。
 今までは山道が中心だったのが、一転して海沿い中心の遍路道。
 さてさて、どんな旅路になるのか、楽しみですね〜。

 11月29日
 いつも通り仕事を終えてから、前回の中断地点・新野駅に向かう。
 今までは神前駅から乗ってたけど、今回の乗車区間では料金が変わらないので、一つ家に近い造田駅から20:25発のJRに乗る。

 天気は・・・悲しいかな雨。
 時々土砂降りにもなるし、この時期の雨は冷たいし、辛いなぁ・・・
 太平洋沖を、季節外れの台風(21号)が通過して行ってるから仕方ないか。
 ま、台風は沖を通過して寄っては来ないから、これ以上悪くなることもないし良しとするか。

 JRは、讃岐相生駅あたりから、二両編成の一両に客・一人ずつって状態になっちゃった。
 貸し切り列車だなんて、贅沢やなぁ〜。(^^)

 徳島駅着は22:05

 22:20発の牟岐線に乗り換えて、新野に向かう。
 牟岐線はほぼ満席で、大型のザックを背負ってちゃりまで抱えてる身としては、肩身が狭いなぁ〜。
 さらに、けっこう暖房が効いてるので、僕一人だけ汗だらだらで、ちと恥ずかしい。。

 新野駅には23:33 到着。


 まずは、ゴミまみれの待合室を掃除して、寝場所を確保。
 と、なにやらかわいらしい猫駅長が登場。

きら〜んと光る二つの目! 可愛い猫駅長の登場です。

 遊んであげよう。と、思ったら、いじめられたことがあるのか、一定の距離をおいて寄ってきてくれない。
 自分の猫じゃないのでエサやるわけにもいかんので、距離をおいて一人と一匹。
 寂しいなぁ・・・

 一人で寂しがっててもしょうがない。
 今日は知人のでかびんさん宅で、「日本縦断徒歩の旅」の最中のわにーさんを招いての、宴会をやってるので、電話しておしゃべり。
 むこうはにぎやかでいいなぁ〜。
 ヤキソバンさんは、最後まで僕が誰か分かってなかったゾ〜。

 30分程電話してから、一人寂しく飲んで、0:30過ぎに寝る。
 外は雨。
 明日は上がって欲しいな・・・


’03・11・30
(曇り、時々ぽつぽつ雨&海水??)

 5:30に目が覚める。
 一応は雨、あがっとる。
 けど・・・また降るやろなぁ。

 早くに起きはしたけど、明るくなるまでの〜んびりして、7時に出発。
 さぁ〜、頑張るゾ〜。

 まずは前回の打ち止め寺、平等寺の表まで行き、7:40 いよいよ本番スタート!!
 県道284号を南下し、由岐町を目指す。

 出発してしばらく進むと、手書きの案内図を発見。

地元の方が作った手書きの案内図。
こういうのがうれしいんだよね〜。

 僕の持ってる地図には載ってないルートだけど、進んでいけばちょっと先で合流するみたい。
 ちゃりで行って通り抜けられるかどうか考えてると、考えてる僕の後ろを通り過ぎた軽トラのおっちゃんがちょっと先で止まってわざわざ車から降りて来て、歩きの道でもちゃりなら行けると教えてくれた。
 そのまま通り過ぎても僕はどうとも思わないのに、行けることを教える為だけに車を止めて教えてくれるなんて、うれしいなぁ〜。
 ありがと〜、おっちゃん。

 この歩き道は、民家の横を抜けて100m程で元の道に合流しちゃったんだけど、途中で一面が銀杏の落ち葉で覆われた所があって、めっちゃ綺麗。

民家の間を抜ける遍路道。
こういったところを通れると、うれしくなっちゃいますね〜。
一面に広がる銀杏の落ち葉。
誰にも踏まれてないのでめっちゃキレイ。

 元の道に合流する所は階段になってたので車は通ってないし、歩いて通る人もほとんどいないみたいで、落ち葉が落ちたままの状態で積み重なってて、ホント、綺麗だったなぁ〜。


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